10代から熱い支持を受け続けるホラー作家、山田悠介の作品を知る

山田悠介という作家について

山田悠介とは

ライヴという作品を私畳めた作家は、ホラー作家として地位を確固たるものとして定期的に作品を発表し続けている『山田悠介さん』という方だ。ホラー小説を読まない人でも、彼の名前だけならば聞いたことがあるはず。そう、あの有名な作品『リアル鬼ごっこ』の原作者だ。これだけで誰もが頷くはず、この映画に関していえばその内容の面白さも相まって大ヒットした。ライヴと比べると正直天と地ほどの知名度で差が開いている、中にはライヴが映画化されたことすら知らない人もいるかもしれません。山田悠介、というブランドであればある程度の知名度はあったのかもしれませんが、実のところ筆者は今作を知ったのは公開されてから1年後まで知らなかったくらいだ。その頃は色々忙しかったのもありますが、やはり名前だけが知られていても宣伝効果は中々ないのかもしれません。

そうなるとやはり彼のファンが率先してみた、ということでしょう。人気があるのも事実、それに比例してデビューしてから定期的に作品を発表し続けているので、誰もが彼の作品を一度は読んでいる、かもしれません。そんな山田悠介という作家について、その歴史を紐解いてみよう。

作家としての始まり

山田悠介という作家が発表した作品について調べてみると、デビューした2001年から精力的に作品を発表し続けている。筆者が知り得ている限りを含めても、ここまで作品を発表していたのかと正直驚いた。これまでどんな作品を発表してきたのか、シリーズものも含めるとだいたいこのようになっている。

  • @ベイビーメール:2003年刊行
  • 8.1:2004年刊行
  • ライヴ:2005年刊行
  • レンタル・チルドレン:2006年刊行
  • オール:2007年刊行
  • 魔界の塔:2008年刊行
  • アバター:2009年刊行
  • キリン:2010年刊行
  • 名のないシシャ:2011年刊行
  • 種のキモチ:2012年刊行
  • 貴族と奴隷:2013年刊行
  • 君がいる時はいつも雨:2014年刊行
  • 天使が怪獣になる前に:2015年刊行

一部抜粋となるが、これだけの作品を毎年発表し続けているのは作家冥利としてやはり嬉しい限りではないだろうか。一言付け加えておくと何も全ての作品がホラー作品というわけではないが、彼の場合はホラーを描いている印象が強いのも事実。

人気を後押ししているのは定期的に作品を発表し、自分の存在を忘れられないようにするためでもあると思います。よくこれだけのネタが浮かんでくるなぁと思う人もいるでしょうが、そこが彼の強みでもあるのかもしれません。

映画化した作品について

人気が高いのも影響してから、原作小説が後にメディア化される機会が非常に多い作家でもある。知名度と売上などから鑑みて、今の時代は映像化でも話題が事前になければやらないのが通例だ。ただ原作ありきだと色々な問題も孕んでいるのですが、そういうところをもっと考えて制作して欲しいと思っている人もいるのも事実。それでもリアル鬼ごっこを始めとした多くの作品が映画やドラマになっている。

そんな彼の作品で一番最初に映像化されたのはリアル鬼ごっこ、と言いたいところですが実際は違います。山田悠介さんの作品で初の映像化された作品は2004年に刊行された『8.1』というホラー作品だ。2005年に公開された当時、本来ならWeb限定での配信だったのが話題などを考えて急遽劇場作品として公開されたという経緯があります。これをきっかけに順次映画化が行われていき、山田悠介の名を世間にしらしめるリアル鬼ごっこが公開されたのは、初めての映画化から3年後のことだ。

こう見るともし8.1という作品が映像化で人気を呼ばなければ、山田悠介という作家の立ち位置も変わっていたかもしれません。リアル鬼ごっこも刊行は2001年と映画公開から8年も前になる作品だ。彼が彼自身の作家人生に大きな機転をもたらしたのだから、中々因果なモノといえるでしょう。

人気は高い、ただ実は

山田悠介という作家のことをインターネットで調べれば、その人気が高いのを改めて知らしめる。その点は良いとして、ちょっと読み解いていくと気になる事が出来た。それというのも、彼の人気を支えているのは主に『10代から圧倒的な支持を受けている』というものです。それ以外の世代からも人気がある、といいたいところですが見た感じだと良くて20代前半が天井となっているのかもしれません。それ以上の世代となると、批判的な意見を述べている人を多く見かけるようになった。

作家の描く世界観については良し悪しはあるもの、好みが合わなければつまらないと糾弾されるのも日常茶飯事だ。だがそれにしては随分な言いがかりとも言える辛辣な言葉で彼を責め立てている人すら見かけるので、それはさすがにどうかと思う。つまらないなら読まなければ良い、究極の選択肢だがそうもいかないようだ。

10代の少年少女に愛されているだけでも十分だろうと思うのだが、矢面でおおっぴらに彼を批判する人たちは彼の何が気に喰わないのだろう。その点も気になったので調べてみると、それは10代の青少年たちから人気を得ている理由と密接な関係があった。